煉獄にて光あれと(著 つるよしの)
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西洋風恋愛ファンタジー。 絶望から始まるある娘と剣士の物語。
西洋風恋愛ファンタジー。 絶望から始まるある娘と剣士の物語。
彼の任務は護衛か監視か、それとも愛か。
隣国カメルアの後宮に拉致され、寵姫として入れられた娘カーサ。 愛のない情事に絶望した彼女は、相手の王子オルグを衝動的に殺してしまう。 死罪を覚悟していた彼女だったが、 オルグが父王サレス二世に対する叛逆を企てていたことが判明、 彼女の罪は見逃されることに。 だが、オルグの叛逆を秘すために、カーサの故国への帰還は認められず、彼女は護衛兼監視人の剣士ザルツと暮らすこととなる。 ザルツはカーサに言う。 「俺はお前を護ろう。だが、逃げるか死を選ぶなら、俺を殺してからだ」 こうしてカーサとザルツの奇妙な共同生活が始まる……。 前日譚にあたる短編「遠く眩しい日々」を巻末に収録しています。 文庫判・174P